この記事では、iPhoneのファミリー共有で、どこまで情報が共有されるのか、プライバシーを守るための具体的な設定方法を詳しく解説します。
便利なファミリー共有ですが、「親に自分の検索履歴やLINEまで見られているんじゃないか…」「どこまでプライベートが筒抜けなの?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
結論、あなたが最も心配しているであろうWebの検索履歴やLINEのトーク内容は、ファミリー共有では絶対に見られません。
ただし、位置情報やアプリの購入履歴など、一部の情報は設定によって共有されてしまいます。
でも安心してください。
この記事で解説する簡単な設定を行えば、見られたくない情報をしっかり隠してプライバシーを守ることができます。
ファミリー共有の共有範囲に不安を感じている方は、この記事を参考にして、安心してiPhoneを使えるように設定を見直してみてくださいね。
- iPhoneファミリー共有で見られる情報と見られない情報
- 位置情報や購入履歴などバレる情報を隠すための設定方法
- ファミリー共有を続けるデメリットと解除した場合に起こること
- ファミリー共有が窮屈な人におすすめの格安SIM
結論|iPhoneファミリー共有で見れるのはどこまで?検索履歴やLINEはバレない!
iPhoneのファミリー共有について「親にどこまで見られるんだろう…」と不安に感じている人も多いでしょう。
結論から言うと、あなたが一番心配しているであろうSafariやGoogleの検索履歴、LINEのトーク内容といったプライベートな情報は、ファミリー共有では絶対に見られることはないので安心してくださいね。
ここでは、まずファミリー共有で「バレるもの」と「バレないもの」の境界線をハッキリさせて、あなたの不安を解消します。
- 【バレない】SafariやGoogleの検索履歴、LINEのトーク内容は共有されない
- 【バレない】iCloudで同期しても個人の写真やメモ、ファイルは見られない
- 【設定次第でバレる】位置情報・スクリーンタイム・購入したアプリや音楽
- 【メリット】有料アプリやiCloud+のストレージをお得に共有できる
【バレない】SafariやGoogleの検索履歴、LINEのトーク内容は共有されない
まず、最も大事なことからお伝えします。
あなたがiPhoneで何を検索しているか、誰とどんなLINEやInstagramのDMをやり取りしているかといった情報は、ファミリー共有の管理者(親など)が見ることは絶対にできません。
ファミリー共有グループに参加していても、一人ひとりが使うApple IDは別々のためです。
Appleのシステム上、個人の通信内容や検索履歴は固くプライバシーが守られており、たとえ家族であっても覗き見ることは不可能な仕組みになっています。
恥ずかしいことや悩みを検索したり、友達と内緒の話をしたりしても、筒抜けになることはないので安心してください。
【バレない】iCloudで同期しても個人の写真やメモ、ファイルは見られない
「iCloudストレージを家族で共有しているから、写真やメモも見られてしまうのでは?」と心配する人もいますが、大きな誤解です。
iCloud+のストレージ共有は、例えるなら大きな倉庫の「スペース」を家族で分け合って使っているようなものです。
あなたが保存した写真、ビデオ、メモ、連絡先、カレンダーの予定といった個人的なデータは、あなたのApple IDに紐づいたあなた専用の引き出しに保管されます。
そのため、他の家族があなたの引き出しの中身を勝手に開けて見ることはできません。
iCloudの同期をオンにしていても、あなたのプライバシーはしっかり守られますよ。
【設定次第でバレる】位置情報・スクリーンタイム・購入したアプリや音楽
一方で、設定によっては家族と共有されてしまう情報も確かに存在します。
具体的には、「探す」アプリで共有されるあなたのiPhoneの「位置情報」、あなたがどのアプリを何時間使ったかという「スクリーンタイム」のレポート、そしてApp Storeで購入・ダウンロードしたアプリや音楽の「購入履歴」の3つです。
位置情報や購入履歴といった情報は、家族の安全を守ったり、購入したコンテンツを共有したりするための便利な機能ですが、プライバシーが気になる人にとっては不安の種になるかもしれません。
ただし、安心してください。
共有される情報も、後ほど解説する設定方法でしっかり対策することが可能です。
【メリット】有料アプリやiCloud+のストレージをお得に共有できる
ファミリー共有は、プライバシー面で不安に感じる部分もありますが、それを上回る大きなメリットもあります。
最大のメリットは、金銭的な節約ができる点です。
例えば、Apple Musicや有料のゲームアプリなどを一度購入すれば、家族全員が追加料金なしで利用できます。
また、写真や動画で容量がいっぱいになりがちなiCloudのストレージも、200GBや2TBといった大容量プランを家族で分け合って使えます。
個別に契約するよりもずっと安く済むので、プライバシーを守る設定をしっかり行った上で、便利なメリットだけを上手に活用するのが賢い使い方と言えるでしょう。
iPhoneファミリー共有で親に見られる可能性がある4つの項目とバレない設定方法
先ほど触れたように、iPhoneのファミリー共有では一部の情報が設定によって共有されます。
しかし、それぞれの項目について、あなたが「見られたくない」と感じる情報を守るための具体的な設定方法が存在します。
ここでは、親に見られる可能性がある4つの項目と、それぞれバレないようにするための具体的な対策を解説していきます。
「探す」アプリの位置情報は簡単な設定でいつでも共有オフにできる
「探す」アプリによる位置情報の共有は、多くの人が最も気になるプライバシーの問題でしょう。
「探す」アプリの共有機能は、家族がどこにいるかを確認できるため安全対策として便利ですが、常に行動を監視されているようで息苦しく感じることもありますよね。
しかし、位置情報の共有は、簡単な設定でいつでも自分でオフにすることが可能です。
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の自分の名前(Apple ID)をタップ
- 「探す」を選択
- 「位置情報を共有」のスイッチをオフにする
共有設定をオフにすれば、あなたのiPhoneの位置情報が家族のデバイスに表示されることはなくなります。
ただし、共有をオフにすると、相手の「探す」アプリ上ではあなたの名前の下に「位置情報が利用できません」と表示されるため、オフにしたこと自体は相手に伝わる点には注意しましょう。
App Storeの購入履歴は「非表示」にすれば見られたくないアプリも隠せる
App Storeでダウンロードしたアプリや、iTunes Storeで購入した音楽・映画は、基本的に「購入済み」リストとして家族に共有されます。
購入済みリストには、無料アプリのダウンロード履歴も含まれます。
親に知られたくないゲームやアプリを使っている場合、この購入履歴からバレてしまう可能性があります。
しかし、購入履歴も、見られたくない項目を個別に「非表示」に設定することで対策できます。
- 「App Store」アプリを開く
- 右上の自分のアイコンをタップ
- 「購入済み」を選択
- 「自分が購入したApp」をタップ
- 非表示にしたいアプリの項目を左にスワイプし、「非表示」をタップする
この操作で非表示にしたアプリは、他の家族の「購入済み」リストには表示されなくなります。
こっそり楽しみたい趣味のアプリがある場合は、この方法でプライバシーを守りましょう。
iCloudの写真は「共有アルバム」に入れない限り勝手に見られることはない
写真や動画の共有について、自分のカメラロールにあるプライベートな写真がすべて見られてしまうのではないかと心配する声がよく聞かれます。
結論として、あなたのiPhoneのカメラロールにある写真が、ファミリー共有によって勝手に家族に見られることは絶対にありません。
家族間で写真が共有されるのは、あなたが意図的に「共有アルバム」という特別なフォルダを作成し、そこに写真や動画を追加した場合のみです。
つまり、あなたが「この写真は家族に見せてもOK」と判断して共有アルバムに入れない限り、友達とのプライベートな写真や、見られたくないスクリーンショットが流出する心配は一切無用です。
安心して、これまで通り写真撮影を楽しんでくださいね。
スクリーンタイムで見れるのは利用時間のみ!具体的な閲覧サイトはバレない
親が子供のスマホ利用を管理するためによく使われるのが「スクリーンタイム」機能です。
スクリーンタイム機能で共有される情報がどこまでなのか、不安に感じますよね。
スクリーンタイムで管理者に共有されるのは、あくまで「iPhone全体の利用時間」や「アプリごとの利用時間」といった統計データだけです。
例えば、「YouTubeを2時間視聴した」「Safariを1時間利用した」といった情報は見ることができます。
しかし、「YouTubeでどんなチャンネルの動画を見たか」や「SafariでどのWebサイトを閲覧したか」といった、具体的な活動内容までは一切わかりません。
Webの閲覧履歴や動画の視聴履歴といったプライバシーに関わる部分はしっかり守られているので、安心してください。
iPhoneファミリー共有を続けるデメリットと解除した場合に起こること
ファミリー共有のプライバシー設定について解説してきましたが、それでも「親に管理されている状況自体が窮屈だ」と感じる人もいるでしょう。
そんな人のために、ここではファミリー共有を続けることのデメリットや、思い切って解除した場合に何が起こるのかを解説します。
安易に解除すると後で困ることもあるので、リスクをしっかり理解しておきましょう。
親に監視されているようなプライバシー面の不安が最大のデメリット
ファミリー共有の最大のデメリットは、機能的な問題というよりも、「常に見られているかもしれない」という精神的なストレスを感じてしまう点です。
たとえ実際には検索履歴などが見られていないと頭でわかっていても、位置情報やスクリーンタイムが共有されているだけで、プライバシーが侵害されているような息苦しさを感じるのは当然のことです。
特に、家族との信頼関係が揺らいでいる状況では、便利な共有機能もただの監視ツールに感じてしまいがちですね。
このような精神的な負担を感じ続けるのであれば、ファミリー共有のあり方を見直す必要があるかもしれません。
自分でファミリー共有を解除すると管理者に通知が届く
「親にバレずにこっそりファミリー共有から抜けたい」と考えるかもしれませんが、親にバレずに抜けることは不可能です。
あなたがファミリー共有グループから自分で脱退する操作を行うと、即座に管理者である親のデバイスに「(あなたの名前)さんがファミリー共有への参加を停止しました。」という内容の通知が届きます。
そのため、黙って解除すれば、かえって「何か隠していることがあるのか?」と疑われてしまい、親子関係がこじれる原因にもなりかねません。
もし解除したいのであれば、こっそり抜けるのではなく、きちんと理由を話して親に相談するのが最善の方法と言えるでしょう。
解除すると共有の有料アプリや音楽、iCloudのデータにアクセスできなくなる
ファミリー共有を解除する機能面での最も大きなデメリットは、これまで共有されていた様々なコンテンツやサービスが利用できなくなる点です。
- 家族と共有していたApple MusicやApple Arcadeなどのサブスクリプション
- 他の家族が購入した有料アプリや音楽、映画
- 共有していたiCloud+のストレージ容量(無料の5GBに戻る)
特にiCloudストレージは重要で、共有プランで多くの写真やデータを保存していた場合、5GBの上限を超えたデータは同期されなくなったり、最悪の場合削除されたりするリスクもあります。
解除する前に、必要なデータはバックアップしておくなどの対策が必須です。
13歳未満やスクリーンタイム設定中は自分でファミリー共有を解除できない
ファミリー共有から抜けたくても、状況によっては自分の操作だけでは解除できないケースがあります。
まず、Appleの規約により、13歳未満の子供のApple IDは、管理者である親しかファミリー共有グループから削除することができません。
13歳以上であっても、親によってスクリーンタイムが設定されており、スクリーンタイムのパスコードを知らない場合は、「アカウントの変更」が制限されているため、事実上ファミリー共有から抜けることができなくなっています。
自分の意志だけで簡単に抜けられない場合もある、という点は覚えておく必要がありますね。
ファミリー共有が窮屈なら親子で格安SIMに乗り換えて自由に使うのもアリ
ファミリー共有の監視されている感じがどうしても嫌で、もっと自由にiPhoneを使いたいと感じているなら、最終手段として「親子で格安SIMに乗り換えて、スマホ料金を自分で管理する」という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
料金を自分で支払うことで親からの干渉を減らし、かつ家族全体の通信費も節約できる可能性が高いです。
ここでは、子供や家族がお得に使えるおすすめの格安SIMを4つ紹介します。
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---|---|
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親子で一緒に乗り換えれば、家計全体の通信費を大きく節約できるため、親を説得する材料としても十分です。
自分でスマホ代を払うことを条件に、ファミリー共有のルールを見直してもらう交渉をしてみてはいかがでしょうか。
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割引後 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
1GB未満の月 | 1,078円 | ||
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国内通話料 | 22/30秒 ※シンプル2 Lは標準で10分かけ放題 | ||
初期費用 | 無料 ※8月20日から3,850円 | ||
最低利用期間 | なし | ||
解約金 | なし | ||
申し込み | ワイモバイルオンラインストア |
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ソフトバンクと同じ通信品質でこの価格なので、安さと快適さを両立したい、賢いあなたに最適な選択肢と言えるでしょう。
iPhoneのファミリー共有はどこまで見れるのかに関してよくある質問
最後に、iPhoneのファミリー共有でどこまで見れるのかに関して、よくある質問に回答します。
- ファミリー共有でSafariの検索履歴やLINEは見られますか?
- iCloudストレージを共有すると写真や連絡先も全部見られますか?
- ダウンロードしたアプリを親にバレないようにする方法はありますか?
- 「iPhoneを探す」で位置情報を確認すると相手に通知でバレますか?
- スクリーンタイムの共有をオフにしたり、ごまかしたりする方法はありますか?
- ファミリー共有を親にバレずに解除(オフに)できますか?
- 共有している有料アプリやiCloudの料金は誰が支払うのですか?
ファミリー共有でSafariの検索履歴やLINEは見られますか?
いいえ、絶対に見られることはありません。
ファミリー共有していても、Apple IDは一人ひとり別々に管理されています。
そのため、個人のWeb検索履歴やLINE、SNSのDMといったプライベートな通信内容が、管理者である親などに見られることはないので安心してください。
iCloudストレージを共有すると写真や連絡先も全部見られますか?
いいえ、写真や連絡先、メモといった個人データが勝手に見られることはありません。
iCloud+のストレージ共有は、あくまで保存容量の「スペース」を分け合っているだけです。
保存されているデータの中身はそれぞれのApple IDに紐づいて完全に独立しているため、プライバシーは守られます。
ダウンロードしたアプリを親にバレないようにする方法はありますか?
はい、App Storeの購入履歴から個別に「非表示」に設定することで、親にバレないようにできます。
App Storeアプリを開き、「アカウント」→「購入済み」と進み、見られたくないアプリを左にスワイプして「非表示」を選択すれば、他の家族のデバイスからは見えなくなります。
「iPhoneを探す」で位置情報を確認すると相手に通知でバレますか?
いいえ、通常は位置情報を確認しただけでは相手に通知は届きません。
相手が能動的に「探す」アプリを開いてあなたの位置情報を確認しない限り、探されたこと自体を知ることはできません。
ただし、あなたが自分の設定で位置情報の共有をオフにすると、相手の画面には「位置情報が利用できません」と表示されます。
スクリーンタイムの共有をオフにしたり、ごまかしたりする方法はありますか?
いいえ、スクリーンタイムの共有設定をオフにできるのは管理者(親)だけです。
また、スクリーンタイムで共有されるのは「どのアプリを何時間使ったか」という統計データのみで、具体的な閲覧サイトやメッセージの内容までは見えません。
システムをごまかすような抜け道は基本的にないので、利用時間のルールについては親と直接話し合うのが一番良いでしょう。
ファミリー共有を親にバレずに解除(オフに)できますか?
いいえ、親にバレずに解除することはできません。
自分でファミリー共有グループから抜けると、即座に管理者である親に通知が届きます。
また、13歳未満の場合は、そもそも自分の操作で解除することができません。
黙って抜けるとトラブルの原因になるので、解除したい場合は正直に理由を話して相談しましょう。
共有している有料アプリやiCloudの料金は誰が支払うのですか?
基本的に、ファミリー共有の管理者(多くの場合は親)が支払います。
Apple Musicなどのサブスクリプションや、iCloud+のストレージ料金は、管理者のApple IDに登録されているクレジットカードなどにまとめて請求される仕組みになっています。
まとめ|iPhoneファミリー共有はどこまで見れる?設定次第でプライバシーは守れる
今回は、iPhoneのファミリー共有でどこまで情報が見れるのか、そしてプライバシーを守るための設定方法について解説しました。
ファミリー共有では、検索履歴やLINEの中身といった個人情報は絶対に見られません。
位置情報や購入履歴など一部共有される項目もありますが、本記事で紹介した設定を行えば、プライバシーを守りながら便利な機能だけを活用できます。
- 検索履歴やLINEのトーク内容は絶対に見られない
- iCloudの写真やメモも勝手には共有されない
- 共有されるのは位置情報・スクリーンタイム・購入履歴
- 位置情報の共有はいつでも自分でオフに設定可能
- アプリの購入履歴は個別に非表示にできる
- スクリーンタイムは利用時間のみで閲覧内容はバレない
- ファミリー共有の解除は管理者に通知される
- 13歳未満は自分でファミリー共有を解除できない
- 解除すると共有アプリやiCloudストレージが利用不可に
- 有料コンテンツの支払いは基本的に管理者が負担
- 管理が窮屈なら親子での格安SIM乗り換えも一つの手
ファミリー共有は、設定を正しく理解すればプライバシーを守りつつ、家族でお得に使える便利な機能です。
もし、今の状況に窮屈さを感じているなら、この記事で紹介した対策を試してみてください。
それでも解決しない場合は、親子で楽天モバイルやワイモバイルといったお得な格安SIMに乗り換えて、スマホの使い方を見直してみるのもおすすめですよ。