この記事では、iPhoneの横向き時計機能「スタンバイモード」を充電なしで使う方法があるのか、詳しく解説します。
iOSの新機能として登場したスタンバイモードですが、「充電していないと表示されないの?」「バッテリーが劣化しそうで心配」といった疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
結論、iPhoneの横向き時計は充電なしでは利用できません。
しかし、MagSafeスタンドを活用してスマートに見せたり、バッテリー設定を最適化したりすることで、充電中でも快適かつ安心して利用できます。
この記事で解説する方法を実践すれば、ケーブルのごちゃごちゃ感をなくし、バッテリーの寿命を気にすることなく、iPhoneをおしゃれな置き時計として活用できます。
設定方法や表示されない時の対処法も網羅しているので、スタンバイモードを使いこなせるようになりますね!
iPhoneのスタンバイモードを最大限に活用したい方は、ぜひこの記事を参考にして、自分だけのスマートな情報パネルにカスタマイズしてくださいね!
この記事でわかること
- iPhoneの横向き時計が充電なしで使えるかどうかの結論
- 充電中でもスマートに使う方法(MagSafeスタンド)
- バッテリー劣化を防ぐための設定方法
- スタンバイモードが表示されない・消える時の対処法
目次
結論|iPhoneの横向き時計は充電なしで利用不可!その理由とスマートな活用法を解説
iPhoneを充電中に横向きにすると表示される時計機能「スタンバイモード」、デスク周りがスマートになって便利ですよね。
せっかくなら充電していない時も置き時計として使いたいところですが、残念ながらiPhoneのスタンバイモードは充電なしでの利用はできません。
しかし、充電が必須だからといって諦めるのは早いです。
充電ケーブルの存在を感じさせないスマートな使い方や、バッテリーへの負担を最小限に抑える設定をすれば、理想のデスククロックとして十分に活躍してくれます。
スタンバイモードは常時給電が必須の機能
まず大前提として、スタンバイモードはiPhoneがスリープ状態で、かつ安定した電源に接続されていることを条件に起動する機能です。
常に情報を表示し続けるスタンバイモードはバッテリーを消費するため、Appleとしてはバッテリー残量を気にせず使えるように充電中のみ利用できる仕様にしていると考えられます。
そのため、充電ケーブルを抜いたり、ワイヤレス充電器から外したりすると、スタンバイモードは自動的にオフになってしまいます。
「充電なし」の理想を叶えるMagSafeスタンドがおすすめ
画像引用:Anker Japan 公式オンラインストア
充電ケーブルのごちゃごちゃ感をなくして、デスク周りをスッキリさせたいならMagSafe対応の充電スタンド一択です。
MagSafe対応スタンドなら、iPhoneを磁力でピタッと固定するだけで充電が開始されるため、毎回ケーブルを抜き差しする手間がありません。
スタンド自体もデザイン性の高い製品が多く、まるでワイヤレスで使っているかのようなスマートな見た目を実現できますね。
「充電なしで使いたい」という願望の根本にある「見た目のスマートさ」を叶える最適解と言えるでしょう。
充電しっぱなしによるバッテリー劣化は「最適化」で防げる
スタンバイモードを使うと必然的に充電しっぱなしの状態が長くなりますが、バッテリーの劣化を過度に心配する必要はありません。
iPhoneには「バッテリー充電の最適化」という機能が標準で搭載されており、普段の充電の癖を学習してバッテリーへの負荷を自動で軽減します。
例えば、就寝中に充電することが多い場合、iPhoneが起床時間を予測して、それまでは充電を80%で一旦停止し、起床直前に100%になるよう調整する仕組みです。
バッテリーの劣化を早める満充電の時間を極力短くしてくれるので、安心してスタンバイモードを活用してくださいね。
長時間充電なら「80%上限」設定でバッテリー寿命を延ばす
特に就寝中や勤務中など、長時間iPhoneを充電し続ける使い方なら「80%で上限」設定がおすすめです。
「バッテリー充電の最適化」よりもさらにバッテリー保護を優先する設定で、充電が80%に達した時点で完全にストップします。
常に満充電の状態を避けることで、バッテリーの寿命をさらに延ばす効果が期待できますね。
外出前に100%まで充電したい場合は一時的に設定をオフにすればOKなので、普段は80%上限で運用するのが賢い使い方でしょう。
スタンバイモードの基本的な設定とカスタマイズ方法
スタンバイモードが充電必須と分かっても、がっかりする必要は全くありません。
充電しながらでも非常に便利でおしゃれな置き時計として使えるので、ここからは基本的な設定とカスタマイズ方法をチェックしましょう。
設定は驚くほど簡単で、ウィジェットや時計のデザインも自分好みに自由に変更できるので、あなただけの情報パネルに仕上げてみてください。
「スタンバイ」をオンにするだけの簡単な初期設定
スタンバイモードを使い始めるための設定は、設定アプリから「スタンバイ」の項目をオンに切り替えるだけで完了です。
設定アプリ > スタンバイ > 「スタンバイ」をオン
初期設定は本当にこれだけなので、あとはiPhoneをロック状態にして横向きに置き、充電を開始すれば自動的にスタンバイモードが表示されます。
もしうまく表示されない場合は、後のセクションで解説する対処法を確認してみてください。
時計のデザインをアナログ表示や好きな色に変更する
スタンバイモードの魅力は、表示を自由にカスタマイズできることです。
時計が表示されている画面を長押しすれば、デジタルやアナログ、世界時計など5種類のスタイルからデザインを選べます。
さらに、右下のカラーアイコンをタップすれば文字盤の色も自由に変更可能です。
お部屋のインテリアや気分に合わせて色を変えたり、見やすいアナログ表示にしたりと、自分好みの置き時計にカスタマイズするのも楽しいですよね。
ウィジェットを追加して天気やカレンダーも同時表示
スタンバイモードでは、時計だけでなく様々な情報を表示できる「ウィジェット」画面も利用できます。
画面を左右にスワイプすると切り替えられ、天気予報やカレンダー、リマインダーなどを左右に1つずつ配置して、自分だけの情報パネルを作れます。
左右のウィジェットはそれぞれ上下にスワイプすれば他のウィジェットに切り替えることも可能で、最大10個まで登録しておけます。
時計と一緒に今日の予定や天気をサッと確認できるので、スマートディスプレイのように活用すると非常に便利でしょう。
iPhoneのスタンバイモードが表示されない・消える時の解決策
設定をオンにしたのにスタンバイモードがうまく表示されない、という場合も焦る必要はありません。
ほとんどの場合、iPhoneの置き方やいくつかの設定項目を少し見直すだけで簡単に解決します。
ここからは、よくあるトラブルの原因と解決策をチェックしていきましょう。
横向きにしても時計にならない時に確認すべき5つの項目
もしiPhoneを横向きに充電してもスタンバイモードが表示されない場合は、以下の5つの項目を確認してみてください。
スタンバイモードが表示されない時のチェックリスト
- 「スタンバイ」設定がオフになっていないか
- 充電が確実に開始されているか
- iPhoneの角度が浅すぎないか(ほぼ垂直が理想)
- 画面がロックされた状態か
- iOSが最新バージョンになっているか
特に多いのが、iPhoneの傾きが足りずに「横向き」と認識されないケースです。
スマホスタンドなどを利用して、しっかりと角度をつけて固定するとスムーズに表示されます。
また、画面が点灯したままの状態では起動しないため、ロック画面の状態で待つようにしてくださいね。
時計がすぐ消えるのは仕様!常時表示できるのはiPhone 14 Pro以降
スタンバイモードが表示されても、すぐに画面が消えてしまうという声もよく聞きます。
iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max以外のモデルで画面が消えるのは、故障ではなくiOSの仕様です。
上記のProシリーズには「常時表示ディスプレイ」が搭載されているため、スタンバイモードも常に表示できます。
Proシリーズ以外の機種では、バッテリー消費を抑えるために一定時間で画面がオフになります。
少し不便に感じるかもしれませんが、画面をタップしたり、iPhoneを置いている机を少し揺らしたりすれば再び表示されるので、バッテリーに優しい仕様と考えておきましょう。
iPhoneの横向き時計(スタンバイモード)と充電なしでの利用に関してよくある質問
最後に、iPhoneの横向き時計機能(スタンバイモード)と充電なしでの利用に関してよくある質問に回答します。
iPhoneを横向きにすると表示される時計機能の名前は何ですか?
iOS 17から追加された「スタンバイモード」という新機能です。
iPhoneを充電しながら横向きに固定すると、時計やカレンダーなどのウィジェット、写真などを大きく表示できる便利な機能となります。
スタンバイモードは、やはり充電なしでは使えないのですか?
はい、残念ながら充電していない状態ではスタンバイモードを利用できません。
安定した電源に接続されていることが起動の条件となっているため、充電ケーブルを抜いたりワイヤレス充電器から外したりすると自動でオフになります。
スタンバイモードで充電しっぱなしにすると、バッテリーは劣化しますか?
過度に心配する必要はありません。
iPhoneには「バッテリー充電の最適化」や「80%上限」といった設定が用意されています。
これらの設定をオンにしておくことで、バッテリーへの負荷を自動で軽減し、劣化を抑えることが可能です。
スタンバイモードの時計を、夜中もずっと常時表示させておくことはできますか?
常時表示ディスプレイに対応しているiPhone 14 Pro・15 Proシリーズ以降のモデルであれば可能です。
それ以外のモデルでは、バッテリー消費を抑えるために一定時間で画面が消える仕様になっています。
画面をタップしたり、iPhoneを置いている机を少し揺らしたりすれば再び表示されます。
スタンバイモードの時計を、アナログ表示や好きな色に変えられますか?
はい、簡単に変更できます。
スタンバイモードで時計が表示されている画面を長押しすると、編集モードに切り替わります。
アナログやデジタルといったデザインの切り替えや、文字盤の色の変更も自由にカスタマイズ可能です。
設定をオンにしたのに、横向きにしてもスタンバイモードになりません。なぜですか?
いくつかの原因が考えられますが、多くは簡単な設定の見直しで解決します。
まずは、設定アプリで「スタンバイ」がオンになっているか確認しましょう。
それでも表示されない場合は、「iPhoneの角度が浅すぎないか」「充電が確実に開始されているか」「画面がロックされた状態か」などをチェックしてみてください。
まとめ|iPhoneの横向き時計は充電なしで利用不可!設定と活用法を総括
今回は、iPhoneの横向き時計機能「スタンバイモード」を充電なしで利用できるのか、そして充電しながら賢く活用する方法について解説しました。
結論として、スタンバイモードは充電が必須ですが、MagSafeスタンドの活用やバッテリー設定の工夫で、デメリットを解消し便利に使うことが可能です。
iPhone横向き時計(スタンバイモード)充電なし問題のまとめ
- 横向き時計「スタンバイモード」は充電中のみ利用可能
- 充電なしでの利用はできない仕様
- スマートな設置にはMagSafeスタンドが最適解
- バッテリー劣化の心配は「最適化」設定で軽減
- 長時間の充電には「80%上限」設定が有効
- 設定はアプリから「スタンバイ」をオンにするだけ
- 時計のデザインや色は長押しで自由にカスタマイズ
- 天気やカレンダーなど便利なウィジェットも表示可能
- 表示されない原因はiPhoneの角度や設定ミスがほとんど
- 常時表示はiPhone 14 Pro以降のモデル限定
- Pro以外の機種で画面が消えるのは故障ではない
充電が必須という制約はありますが、スタンバイモードはiPhoneの新たな可能性を広げる便利な新機能です。
この記事を参考に、設定やカスタマイズを試して、あなたのiPhoneライフをさらに快適にしてくださいね!